【アドバイス】キッチンを選ぶ基準3選

キッチン悩み相談

キッチン選定に関して、とりあえずメーカーを選べばいいの?という方が多いと思います。

メーカーといっても選択肢が多く、各社色々な仕様や仕組み、意匠性があり、使い勝手良さそう&見た目が好き。など、『使って楽しく、見てわくわくする。』そんなキッチンメーカーを選んでいただきたいので、それを叶える為の基準を3つ、ご紹介します。

各ポイントをしっかりと意識し、優先順位を設け、キッチン選定の参考にしてもらえたらと思います。

予算

皆さん、ここを気にしない方はほぼいらっしゃらないかと思います。
新築でもリフォームでも、全体予算があると思いますが、工事範囲や規模に応じて千差万別。

それぞれの内容をざっくり見てみましょう。

新築の場合

建物費用と土地費用、その他手続き絡みの費用など諸々あり、キッチン予算ってどうやって決めるの?となると思います。

よくキッチン業界で言われているのは『建築予算の約5%程度』が一般的に多い予算組の1つ。

建築予算が3,000万だと、150万前後のキッチン。
5,000万の建築予算だと、250万前後のキッチン。
という感じになります。(ここで言う建築予算は建物本体の総額。土地は別です。)

こだわりが強い方、要望がはっきりしている方はその限りではなく、10~15%程度取られる方もいらっしゃいますので、あくまで5%は参考程度に思ってください。

また、キッチンメーカーが一般的にカタログやホームページに掲載している価格は【定価】【希望小売価格】になっている事が多くので、実際にお客様が支払う金額とは異なる場合もあるので、ここでのキッチン予算は【希望小売価格】ではなく、【実際に建てる建築会社から出た見積金額】となります。

ここで重要になるのが、『比較検討』
【希望小売価格】は高いが、建築会社によっては価格の値引きが出来るメーカーもあり、値引き率もメーカーによって異なったりもします。
また国産メーカーでは他住設(お風呂や洗面など)も販売しているメーカー(例:LIXILやクリナップなど)だと、一式採用でさらに値引きが出来たりすることもあります。

なので「比較検討したいけどイチイチ建築会社に言わないといけないのが面倒くさい。」「比較検討するのが手間になり、申し訳ない。」と思わず、気になるメーカーは見積を建築会社に依頼して対応してもらいましょう。
※むやみに複数社検討するのではなく、しっかり事前に吟味したうえで、最大でも3社程度に抑える方が、お客様自身も悩みが減り、建築会社側の負担も減るので、良いかと思います。

比較検討する際はメーカーによって仕様をバラバラにするより、ある程度同じ価格帯のシリーズやサイズ感、素材や機器のグレードを合わせたりした方が、実際の価格差がわかりやすいので、オススメです。

あと、新築の場合はキッチン予算だけ決めてもダメで、全体の予算バランスも重要。
そこは忘れず、建物の構造や性能、床・壁・天井の仕上げなど、キッチンだけ豪華で他とのバランスが取れていないと、素敵な空間にはならない事も多々あるので注意が必要です。

リフォームの場合

どの箇所をするか次第で、概ね把握しやすく、どの程度の内容を求めるか次第でまだ決めやすいですが、リフォーム範囲も色々とあります。

『キッチンのみ』から『水回り一式』
または間取りも変更される場合は『フルリフォーム』まで、様々です。

『キッチンのみ』だと最安で数十万円~水回り一式では数百万円~。フルリフォームは数千万円~など、規模と内容、予算に応じて様々なので、お財布事情を考慮しながら対応検討出来ます。

また、キッチンのみの場合も、接している床・壁・天井をやり替える必要があったり、接続している設備の脱着や既存キッチンの解体・処分費用も必要になりますので、単に商品を買って付ける。だけでは済まず、想定外の見積になる場合もあるので要注意です。

単純にはずして取り換える。が出来ない事もあるので、リフォームの場合は現地を建築(リフォーム)会社に事前確認してもらい、キッチン以外の費用も含めて相談してください。

あと、最近は中古住宅・中古マンションを購入してリフォーム・リノベーションする方も増えており、新築より利便性が良い場所や、実際の物件を見て決められる利点などもあり、人気の住宅取得方法です。

この場合の多くは、新築より安くなる場合が多いが、全体的に改装が必要な場合が多いので、ある程度まとまった予算が必要になります。

仕様

予算目安が決まれば、それに合わせて概ね仕様も決まってくるかと思います。

ここで言う仕様は『扉材』や『天板材』の素材、メーカーによっては『シリーズ』や『ブランド』で選べる素材が決められている場合もあります。

予算が100万円だと、キッチン+カップボード(食器棚・家電収納棚)合わせると選べる範囲が狭くなる事もありますが、各社オススメ内容をしっかり反映したラインナップがある価格帯だと思うので、予算が少ないから。と億劫にならず、その中で最大限良いキッチンを見極め、使いたくなるキッチンを見つけましょう。

逆に予算が500万以上あります!という方は、多くの選択肢があり逆の悩みが生まれます。
見た目も使い勝手も様々あるので、見て・触って・説明を聞いて、メリット/デメリットを理解した上で空間に合うキッチンを選ぶようにしましょう。

機器

仕様と対をなしてキッチン構成で重要なのが『機器』

換気扇(フード)、加熱器(ガス・IH)、水栓(国産・海外産)、食洗機(国産・海外産)が一般的な内容で、それ以外にもオーブンや冷凍冷蔵庫、ワインセラーなど、キッチンに組み込める機器は沢山あります。

が、あっても選べない。というケースもメーカーによってはあります。
〇〇メーカーは海外食洗器が選べない。△△メーカーはオーブンはこのシリーズじゃないと対応してもらえない。などなど。

なので、どうしても採用したい機器がある場合は、事前に採用ができるメーカーか、シリーズなどによって選択可否があるかどうか。など先に確認するようにしましょう。

キッチンメーカーと打合せをある程度進めてからの質疑で出来ない場合、
「アイレベルのビルトインオーブンって対応出来ますか?」➡「対応出来ません」
となれば、今までの打合せが無駄になる場合もあるのでご注意ください。

まとめ

【予算】【仕様】【機器】この3点のバランスを考え、検討しているキッチンだとどうなるか。
という事を念頭に、キッチンメーカーを選定する材料として、よりよい選択ができるようにしてもらえたらと思います!

大体は建築会社のオススメメーカーから選ぶ。という方が大半かと思いますが、今は様々な情報が誰でも気軽に入手出来る時代なので、単に勧められたから・・・で進めると、後々後悔する事にもなるので、オススメメーカーも見つつ、自分の理想キッチンも探すのが良いです。

また、それぞれのワードについては、深く掘り下げた内容も順次書いていこうと思いますので、興味があれば、引き続き見ていただけましたら嬉しいです。

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